ベンツ修理でよくある定番箇所を調べてみました
歴史の長いメルセデスベンツ。
20年以上前のベンツと比べれば格段に壊れにくくなっており、燃費も向上しています。
しかし、多く使用し走行距離が延びればベンツも機械ですから消耗し劣化します。
安く譲り受けたとか、低価格の中古車を購入された場合もメンテナンスは気になるとことです。
今回は、ベンツの修理箇所を調べてみました。
オイル漏れ修理
オイルは車の血液と言っても過言ではありません。潤滑や洗浄作用などエンジン内部の様々な箇所を巡っています。
ゴム製のOリングやパッキン類、各オイルシールから周辺パーツの消耗や劣化により、オイル漏れが発生するのはベンツに限らず輸入車全般に見られます。
ゴム製品の持ちが悪いイメージがありますが、欧州と日本の気候の違いに要因があるのではないかと思われます。
基本的に不良個所は交換を推奨している欧州車は国産車と比べ費用が高くなりがちです。
オイルは、エンジン、ミッション、デフ(カーブの時に回転差を相殺する箇所)、ブレーキ、パワーステアリングで使用され症状も様々です。
オイル漏れでぽたりと落ちていたり、煙がでたりと明らかな故障は早めの修理が必要です。
細かい箇所は車検や1年点検などで念入りに見てもらわないと詳細はわからないかもしれません。
エアコン修理
年数が経てば多くなるのがエアコンのトラブルです。
エアコンはクーラーの場合、冷たく冷えた箇所に風をあて、熱交換により冷たい風となるシステムです。
最近では空気を外気導入で取り込む場合にフィルターが設けられていますが、目詰まりすると風が弱くなったり、効きにくくなります。
他にもガス漏れなどがあるとエアコンが機能しないということもあるようです。
また、現在はシステムを電子制御化されているので、診断器をもった工場に見てもらうのが良いでしょう。
余談になりますが、エンジンのエアエレメントも汚れてくるとエンジンの性能に影響を与えてしまいます。
エア関連は走行距離が伸びた場合や定期的な交換が定番です。
板金修理
ボディのキズは新旧関係なく、運が悪ければ付いてしまうところです・・・
飛び石やかすり傷、駐車場でのパンチなどの小さなものから、事故まで大きさは様々なので内容によって費用も大きく変わってきます。
ベンツの場合は欧州車独特の質感の良い塗装が、直すときにネックになっていましたが、メルセデスベンツもパーツも多く出回り以前ほど手間はかからなくなってはいます。
しかし、板金作業は職人の腕もいまだに重要なところです。
大きな修理は実績のあるところにお願いしたほうが良いでしょう。
コンピューター修理
昔のベンツと比べ壊れにくくなったものの、現代のベンツは電子制御が組み込まれており不具合が起きるとテスターがないと修理できなくなっています。
コンピューターはエラーを拾って教えてくれますが、自分で自動で直したりなどまだまだSF映画の様には行きません。
さらにセンサー類に不具合がある場合も誤作動を起こしたり、機能が動かなくなったりします。
コンピューター系の不具合は主にプログラム系と内部基盤系の故障があげられます。
プログラムのエラーはディーラーに持ち込み、アップデートをする事で解決できる場合もあります。
誤作動はテスターを持った工場なら原因を特定し、修理箇所を特定すれば直すことができるでしょう。
ブレーキ・足回り修理
ブレーキ箇所も走行距離が延びればおのずと交換が必要な箇所です。
走行性能の良いグレードやスポーツカー系のモデル程、ブレーキの摩耗も速くなります。
ベルト・テンショナー交換
ゴムでできているベルトは年数が経つと熱により経年劣化する箇所です。
ベルトを交換せずに使用していると、異音が発生するだけでなく最悪の場合ベルトが切れてしまい、走行不可能な状態になってしまう事もあります。
ベルトの張力を調整するテンショナーやガイドローラーも劣化が進むと作動不良によりガタつきを起こしたり異音が発生したり、ベルトの寿命を縮めてしまう原因となるようです。
車検や一年点検の時に見てもらうと良いでしょう。