世界的な株高 テスラ株も半年で3倍
このコロナ第3波といわれているコロナ禍ですが、金余りなのか2020年11月世界的な株高になっています。
電気自動車で注目を集め続ける米自動車メーカー テスラの時価総額が2020年6月、世界のトヨタを追い抜いたというニュースもありました。
現在も上がり続けています。
ここはベンツのブログですが、テスラ関連は気になる話題が多いので、今回はテスラの現在を調べてみました。
メーカーを代表するセダン「モデルS」をメインに普及車のモデル3もデリバリー
初代はロータスのキットを使ったテスラ ロードスターでしたが、実用セダンの「モデルS」、SUVの「モデルX」、エントリーモデル「モデル3」、そしてミッドサイズSUV「モデルY」、さらに先進的なデザインのサイバートラックがサイトに掲載されています。
テスラ日本語公式
https://www.tesla.com/ja_jp/
どれも、4ドアでありながら室内空間が広いハッチバックのような形状になっており、モデルSもwikipediaによると、5ドアハッチバックになるそうです。
ロードスターは2代目が開発されているそう。
モデルS
2013年日本でも発売され、注目を集めています。アストンマーチンような顔でデザインがかっこいいですよね。
2016年マイナーチェンジされ、フロントのグリルの意匠がなくなってしまいました。
電気自動車ならではエンジンがないのでレイアウトがガソリン車より自由にできます。
もちろんエアインテークも必要ありません。
個人的にはあった方がかっこいいと思うのですが・・・
現在市販車では最高の航続距離、約652kmだそうです。(公式サイトより)
他のブログでは安全性能5つ星やオートパイロットとあるのですが、個人的にはあまり使いたいとは思わないんですよね・・・
安全性能も他の車種も高くて当たり前の世の中ですので。
高速道路などで自動運転で流すには使いたいですが。
地方の駅などでスマホで連絡すると無人で迎えに来てくれるくらいの時代にはやくなってほしいです。
気になるのはスポーツモードですね。
運転モードはどちらも「コンフォート」「スポーツ」「ルーディクラス」、そして裏モードである「ルーディクラス+」を選択可能。今回、モデルSの急加速では、一般的な街乗りで使う「コンフォート」と、めちゃくちゃパワフルな「ルーディクラス」を体験しました。なお、ルーディクラス(ludicrous)は英語で「ばかげた」という意味だとのこと。
https://gigazine.net/news/20190609-tesla-model-s-x-ride/
電気モーターならではの加速力。
ルーディーモードの急加速やってみたくなります。(街中ではやめたほうがよさそうですが)
モデルX
未来っぽいおじさん「未来っぽい」
ガルウイングが特徴のフルサイズSUV モデルX。
東京都内でもモデルSに次ぎ、たまに見かける車になっています。
航続距離は561kmだそうです。
外観も非常に未来っぽくてかっこよいのですが、ネックなのは重量でしょうか。(重量税は初回免税だそうです)
それから、1000万オーバーというセレブ車価格なところも。
モデルX価格
https://kakaku.com/item/K0000625968/
モデルSや他の車種にも共通するところではありますが、内装が「アメ車」なんですよね。
マスタングやダッジほど安っぽくはなくてもキャデラックよりは劣るという感じでしょうか。
センターの大きなパネルばかりが目を引きますが、内装はやはりメルセデスベンツの方が一日の長があるように感じます。
設計思想などもTOYOTAと相いれず2017年提携解消もありましたね。
モデル3
2015年ごろ、お手頃普及車を展開すると発表し、ギガファクトリーなど大型投資を行い巨大工場を建てた物のうまく生産できず2019年ようやく市場に投入され始めたモデル3。
イーロンマスクCEO自ら工場に寝泊まりし陣頭指揮をとりながら改善に取り組んだそうですね。
製造業にかかわったことない人は、円高の時工場の海外移転だの言っていましたが、工場はノウハウの塊なので簡単ではないんですよね。ボタン押せば自動で生産できるわけではなく、必ず止まります。
(※80年代の貿易摩擦の話ではなく2005年頃の話)
テスラも実験ラインで手作業でやった方が早くできたとか・・・。トライアンドエラー、改善の積み重ねで生産を上げていくものです。
https://jp.wsj.com/articles/SB11143088422271483740704584315284187150444
2018~2019年には中国の上海工場も新設しました。
https://jp.techcrunch.com/2020/03/07/2020-03-06-tesla-gets-ok-to-produce-long-range-model-3-at-china-factory/
さらにコストカットをはかるためにコバルトを使わない「リン酸鉄リチウムイオン電池 LFPバッテリー」を使うそうです。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-10-01/QHI2BCDWRGG101
中国CATL生産の電池を使用しているそうです。
基本的に電池はスマホのリチウム電池と似たようなものなので、中国メーカーが台頭するのもわかる気はします。
モデルSやロードスターはパナソニックだそうですが。
モデル3はいろいろと話題になりますが、街中ではまだ見たことがありませんね。
価格.comによると所有している人、購入検討の人がちらほらいるようです。
https://bbs.kakaku.com/bbs/K0000868351/
特に困っていない等、普通車ですから普通の感想?
先週の記事、ベンツEQCもそんな印象でした。電気自動車は理念やイメージ先行で使ってみると意外と普通なのでしょうか?
日本では高級車の部類のテスラなのでモデルSやモデルXの方が人気がありそうです。
モデルY
まだデリバリーされていないモデルY。(米国ではあるそうです)
https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17373164
見た目からかなりコンパクトですが、5ドア、オプションの三列シートで7人乗りできるそうです(驚)。
モデルXのコンパクト版でさらに街乗り、実用車というイメージです。
競合車はベンツのGLAやBMWのX1、最近各メーカーから出ているクロスオーバーモデル、ヤリスクロスやミニクロスオーバーなどでしょうか。
現在、日本未導入でなんと
価格は5万2990ドル~6万990ドル(日本円換算:約577万円~約665万円、2020年4月時点)。なお、日本での導入時期は未定となっている。
https://autoc-one.jp/news/5006820/
廉価版どころか普通に高い。
[デトロイト 19日 ロイター] – 米有力専門誌「コンシューマー・リポート」が19日発表した自動車ブランド信頼度調査で、電気自動車(EV)メーカーのテスラTSLA.Oは総合ランキングを前回から2ランク落とし、26ブランド中25位となった。1月に生産を開始したSUV(スポーツタイプ多目的車)「モデルY」の品質に消費者から厳しい評価が下されたことが影響した。
https://jp.reuters.com/article/autos-reliability-tesla-idJPKBN27Z39C
モデルYはまだまだ完成度が低そうです。
電池は韓国のLG科学だそうです。
モデル3、モデルYは廉価モデルなのでコストカットがいたるところでされていますね。
日本向けならモデルSで500~600万くらいが一番よさそうですが、新車価格1000万オーバーです笑
モデルS価格
https://kakaku.com/item/K0000625966/
コルベットC8買えてしまうっていう・・・
サイバートラック
デザインに極ぶりしているような未来の車っぽい車。
アメリカならではのピックアップトラックですね。
テスラ アーマーガラス 超強力ガラスとポリマーレイヤー複合材は衝撃を吸収し逃すことで損傷への耐性やパフォーマンスを向上します。
タフな感じになっているようですが、角ばるより、どうせならぶつけても衝撃吸収して戻すくらいのやわらかボディの方が良い気がします。
予約できるのですが話題先行の資金集めな気がします。
じわりと普及しているテスラ
日本ではあまり見る事の無い高級車くらいの扱いのテスラですが、中国では販売台数を更新しているそうです。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64587810T01C20A0EA5000/
2019年間 世界全体EV/PHV/PHEV販売台数 220万9831台
https://www.hyogo-mitsubishi.com/news/data20200229090000.html
2019 年の自動車販売台数は前年比、4.5%減の 9,136 万台、生産台数は 5.2%減の 9,179 万台
https://www.jetro.go.jp/ext_images/_Reports/01/f2067f867d465ba0/20200011.pdf
だそうで、電気自動車の比率は約2.5%ほどですが、各国の脱炭素社会への政策で追い風が吹き続けています。
環境利権などもからんで、(元々はオイル利権?)きな臭さはあるものの、自動車メーカーは電気自動車開発は必須になっています。
株価は上がり続けていますが、「すっかり置き換わった」になるのはもう少し先な気がします。
街中で多く見るプリウスは「普及したな」感がありましたが、それすらも否定されてしまう、国際的圧力に疑問を感じてしまいますが。
どうせならテスラの社名の由来でもある二コラ・テスラがやろうとしていた無線送電「世界システム」を実現してほしいですね。
https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0911/29/news002.html
無線送電なら電池からも解放されて、省電力化と再生可能エネルギーであらゆるものがタダで動かせます。
無線送電は村田製作所なども研究しているそうです。
実際に世界で実用化したらどこでも火事を起こせそうですが笑
電池を大量に使うだけで、結局環境にも負荷がかかるのでまだまだな気がします。
電池から解き放たれてこそ「未来きたな」感があると思います。