ベンツGクラス よくある故障
オフロードカーGクラス(ゲレンデヴァーゲン)
2018年モデルチェンジを果たしW464となったゲレンデヴァーゲンことGクラス。(※2019年 追記 当初はW464と言われていましたがW463を継承しています。)
登場以来マイナーチェンジを重ね内装がメルセデスベンツらしくモダンになっていったGクラスですが、元々は軍用車両として開発され角ばった車体とラダーフレームの構造は変わっていません。
https://www.marines.mil/Photos/igphoto/2001506537/
現在の車はプラットフォームの共用が多く見られますが、Gクラスは特殊な外観からもわかるように独自のプラットフォームを維持しています。
燃費面やモードチェンジ、レーダーセーフティなど街乗りにも合わせてきているGクラスですが、その屈強なボディと走行を備える足回りはメンテナンスがかかせません。
今回は、Gクラスのよくある故障個所を調べてみました。
◆gクラスの良くある整備まとめ
gクラスの良くある整備まとめ
ブレーキパッド
いきなりGクラスに限らずではありますが、走行距離が増えれば基本的に交換するのがブレーキパッドです。
2.5t前後の車体ですから、ブレーキへの負担はやはり大きくメンテナンス時は交換が必須です。前後摩耗差はあるとはいえ基本的にフロント・リア同時交換になる事も多いです。
Gクラスの初期モデルはドラムブレーキでしたが、早い時期にディスクブレーキに変更されています。
ベルトテンショナー
これも定番ではありますが、常に動いているベルトと共にテンショナーの性能も点検が必要です。テンショナーの動きに不具合が出ますとファンベルトが外れてしまったり、ベルトの異音など引き起こす原因になります。
ファンベルトはゴム製品ですので、走行しなくても劣化している場合があります。
足回りアーム・サスペンション・ブッシュ類
自動車に乗っていて足回りの異音があると、ロアアームのガタや、ブッシュ類の劣化が原因である事が多いようです。
走行が長ければどんな車でも劣化する部分ですが、Gクラスはアーム部も構造が特殊である事に加え乗用車よりも大きいですので、パーツ代金はセダンタイプのメルセデスベンツより値が張るようです。
サスペンションも独自の物で、社外カスタム品などもありただ交換ではなく足回りからカスタムするのも一興です。
ブッシュ・ブーツ類も経年劣化による足回りのパーツ交換定番箇所です。
エンジンオイル漏れ
よっぽど走行距離が多くないと、Gクラスの場合は少ないと思いますが、エンジンオイル漏れがあると車検も通りませんし、二次災害的な故障を呼んでしまう事もありますので放っておくと危険です。
箇所によって漏れ原因を特定する為、診断料や整備代がかかることがあるようです。
〇MWや、アメ〇、バイクのハー〇ーなどに比べれば駐車場にオイルが滴っていた等の話はGクラスではあまり聞きません。
電装系
現代の車はGクラスに限らず、電子制御されているのが一般的です。
90~2000年前後の古い車種では電装系トラブルも輸入車を中心に多くありましたが、近年はあまり聞きません。
細かなトラブルはパーツも多く流通しているので交換対応するのが良いでしょう。
熟成が進んだGクラスは意外と壊れない?
https://www.pexels.com/photo/photo-of-mercedes-benz-g-class-parked-on-dirt-road-1429775/
車ですので絶対はありませんが、大きなモデルチェンジもなく熟成が進んだGクラスは大きなトラブル事例は調べてみても少ないようです。
車体も1000万を超え、燃費も良くはありませんので、日常的に使用する人は少数だからでしょうか。
壊れにくいとはいえ、やはりパーツ代金はかなり高くなりがちです。
リセールバリューも高いGクラスですので、AMGモデルなどは走行距離を抑えたい人もいるのでしょうか。
ランドローバーディフェンダーも生産が終了し角ばった高級オフロードモデルはGクラスくらいになっています。
https://pxhere.com/ja/photo/638801
ファンの多い車ですので、年式の古いGクラスはメンテナンスしレジャーにも。年式が新しいGクラスはカスタム・ドレスアップして楽しむというのもGクラスならではだと思います。