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メルセデスベンツ回 カンブリア宮殿

2021/5/7日 テレ東の番組でメルセデスベンツジャパンの社長がでていました

テレ東の企業と人にフォーカスした宣伝番組「カンブリア宮殿」でメルセデスベンツジャパンの社長上野氏が出演していました。

https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/2021/0506/

最初の方しか見ていないのですが、メルセデスベンツ関連のブログなのでとりあげようと思います。

日本国内で輸入車新規登録台数1位はメルセデスベンツ

まずはじめに、上野社長からベンツではなく、「メルセデス」と呼んでいました。
※メルツェデスでもなく(某モータージャーナリスト)

ベンツというとやや昔っぽいおじさんのイメージなのでしょうか。
メルセデスという名前は黎明時代の経営者の娘の名前からとられているそうです。

ユダヤ系ドイツ人の富豪であるエミール・イェリネック(英語版)の娘(メルセデス・イェリネック)の名前である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%84

ボイス操作機能のMBUXも応答が「Hi, Mercedes(ハイ、メルセデス)!」ですので、ベンツ呼びではなくメルセデス呼びが公式なようです。
AMGをアーマーゲー呼びのおじさん世代から変わっています。

話は脱線しましたが、メルセデスベンツの日本国内、輸入車新規登録台数は2015年にVWを抜いて1位だそうです。

輸入車新車登録台数速報
http://www.jaia-jp.org/stat/

VWよりあきらかに高級なメルセデスベンツですが、台数が多いということで2000年代初めから、CクラスをはじめAクラス、Bクラスなどのコンパクトモデルも主流になっていき台数を増やしたそうです。

資料 輸入車のシェア
https://motor-fan.jp/article/10013597

現在は、コンパクトSUVのGLAやGLCさらにGLBなどのミドルモデル、電気自動車のEQブランドも追加されますますラインナップを増やし2021年現在34種類だそうです。
各モデル上位グレードのAMGや2800万以上のマイバッハもありトヨタ・レクサス並みの広いラインナップになっています。

エントリーモデルを増やし入り口を増やす

Aクラスなどのエントリーモデルで380万ほどから購入できる新古車(認定中古車 サーティファイドカー)を並べたり、六本木・乃木坂にあるメルセデスミーコネクトなどのカフェの紹介をしていました。
最近ではレンタカーやシェアもあり、高級車イメージを維持しつつ購買者層の年齢層の引き下げを行いたいという事でした。

ただ、登録台数が多くても競合メーカーBMWでドイツ本国からの日本代理店への過剰ノルマ問題が発覚し公正取引委員会からの立ち入り検査まで行きました。

番組を全部見たわけではありませんが、表向きにはしていませんがディーラーが新車を登録済み車にして中古車にして登録台数を稼ぐということがまことしやかに行われているそうです。
本国からのノルマを押し付けられ、売れないカラーの車や売れ残りをアウトレットに流し登録台数を維持します。

そこでも売れないと結局は、安売りすることになりブランドイメージが安くなり、末端の営業マンも疲弊するという問題になっていました。
輸入車に限らず、営業マンの自爆営業気味な購入もあるでしょう。

テレビでは言える訳ないですが、ユーザー層が下がると「めんどうな客」も増え、ますます末端のスタッフに負担がかかるという面もあると思います。

番組で出演した往年のメルセデスファンも古いSLKを所有したりしていてまた違った層になっているようでした。(新しい物に買い替えない)

ユーザー層は上がっているとはいえ、現在はエッセンシャルワーカーをはじめ「労働」している人たちより「投資」が稼ぎ出す利益の方が簡単に上回ってしまっている現実があります。
若くしても早期リタイヤする人も少数ではありますが存在し、メルセデスベンツ以上の高級車を乗り回す人たちも都内では見かけます。(ロールスロイス カリナンをこの前目撃しました)

車離れ等もありさらに価値観も多様になっているのでしょう。
資本主義の競争社会とは言え、番組では基本良いことしか伝えないですが、登録台数が増えたということはどこかで負担を強いられている人もいることが気になりました。

一応今も高級車

文句ばかりになってしまいましたが、実際、低金利ローン(頭金なし)や残価設定型クレジットを使えばちゃんと働いて収入があればだれでもメルセデスベンツのオーナーになれますね。
新古車も詳細は選べないとはいえ走行距離が少なくメルケアも付いているので買う側からすれば間口が広くなりお得に買えます。

10年乗ろうとすると結局はメンテナンスコストはやはり高級車なので国産車よりかかる点はあります。

メルセデスベンツを始め輸入車は結局は見栄か人と違う車に乗りたい(イタリア車やフランス車)人たちが行きつく嗜好品ではあると思いますが、実際メルセデスベンツの質感は明らかにいいんですよね。

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