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欧州メーカーのEV戦略(2022)その2

前回に続き欧州メーカーのEV事情を調べてみました。

フェラーリ

フェラーリ(Ferrari)は6月16日、2022~2026年の戦略計画を明らかにし、2023~2026年に15の新型車を発売すると発表した。2025年には、フェラーリ初のEVを発表する予定だ。

https://response.jp/article/2022/06/19/358783.html

2025年に発売ということでほかのメーカーよりやや遅れてのEV投入のようですね。
3年もあればもう少しEVも普及していそうではありますが、EVはおもしろいデザインの高級車も多いためフェラーリの独自性が維持できるのかやや不安なところですね。

ランボルギーニ

「2023年にランボルギーニ初のハイブリッドモデルを発表予定。そして2024年には全てのモデルのハイブリッド化を行う。これにより、2025年にはco2排出量を50%削減。そしてランボルギーニ初の完全バッテリーEVモデルは、2028年の導入を予定している」

https://response.jp/article/2022/04/24/356607.html

ランボルギーニはフェラーリよりも遅く2028年の導入を予定しているとのことです。
中国勢が早く、イタリアは遅い感じなのでしょうか。
ランボルギーニはドイツVW傘下ではあり、グループ内のアウディのe-tronやVWのID.4などすでに販売されているものもあります。
e-tron GTはポルシェ タイカンとプラットフォームを共有しており見た目は全く違うものの「量産」や「使いまわし」はなんとなくいやな気がします笑

ジャガー

ジャガーは2025年、感性に訴えかけるデザインと次世代をリードするテクノロジーを備え、美しいポートフォリオを提供し、BEVのみのモダン・ラグジュアリー・ブランドとして生まれ変わります。

https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1326141.html

車種が少なくEV化に進みやすいブランドではあるジャガーは2025年にはバッテリーEVオンリーのブランドになるそうです。
フラッグシップモデルのXJも2019年には終了となっており、次期EVモデルとして再登場すると言われていましたが、現在は保留になっているそうです。

トヨタのセダン、新型クラウンがSUVクーペ風な見た目になって再登場しており、セダンであるジャガーXJもSUVクーペ風のEVになるかもしれませんね。
ただ、そうするとすでに発売されているコンパクトSUVクーペ「I-PACE」があり新鮮味がありませんね。。
しかもI-PACEですら1000万円以上もするのでXJも高額車ではありましたが1400万円くらいの車になってしまうのではないでしょうか。

ランドローバー

ランドローバー初のEVは2024年、2030年までに完全電動化へ

https://response.jp/article/2021/02/17/343199.html

またレスポンスさんの記事ですが、2021年2月の記事です。
ジャガー・ランドローバーはインドのタタモーターズ傘下の同じ会社ですが、2022年現在ランドローバーからはまだ完全EVモデルはありません。
まずはマイルドハイブリッド搭載車を経てEV化に推移していくようですね。

高級SUVのレンジローバーのほかに復活したオフロードカー ディフェンダーも人気があるそうです。
オフロードとしてはやはり、ディーゼル+4輪駆動なイメージなので電動化はまだまだな気がしますね。
電池は重いですし、基本的に床下に設置するので90cm水につかるとやばい気がします。

日本ではジャガー・ランドローバーはなかなか高額なうえにドイツ車よりややシステム面で劣るイメージなので少ないようですがじわじわと人気があるようです。

MINI

MINIのEV次期型、2023年から生産へ…新開発プラットフォーム
https://response.jp/article/2022/01/06/352866.html

BMW傘下のMINIで、一番EVにしやすいメーカーな気がしますが、やはり2023年には登場するようです。
BMWブランドではi4やiXが登場していますが高額車ですね。
普及モデルはというとMINIになると思われます。

エースマンというそうです。

EVに改造もあるかなと調べたところやはりありました笑

◆クラシックMINIのEVが純正コンバートで登場(2022 1月)
https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17513814

ベントレー

ベントレー初の市販EV、2025年から生産へ

https://response.jp/article/2022/01/27/353599.html

以前から(2019)(2017)からEV コンセプトモデルがありましたが、EVモデルを2025年から生産予定のようです。

もちろんコンセプトカーのスーパースポーツではなく、第一弾は4ドアのフライングスパーのEV版のようで、順々にラインナップを増やしていくそうです。
https://www.bentleymotors.jp/world-of-bentley/beyond-100/the-electric-bentley/

ベントレーといえばコンチネンタルGTですが、東京都内の路上ではSUVのベンテイガも見るような気がします。

ロールスロイス

ロールスロイス初の量産EV『スペクター』、姿を現す…2030年までにブランドは全電動化

https://response.jp/article/2021/09/29/349909.html

ロールスロイスといえば高すぎて、この情報は初見だったのですが、スペクター(spectre)というEVモデルが2023年の第4四半期に登場するそうです。
インフレなうえ頭一つ抜けた存在のロールスロイスですので、お値段も数千万円ですよね。

アストンマーティン

アストンマーティン、初のEVは2025年…2030年までに完全電動化へ

https://response.jp/article/2022/02/28/354686.html

英国ブランドは2025年あたりが多いですね。
かっこいいブランドではあるのですが、いまいち日本ではフェラーリのほうが人気があるような気がする英国高級スポーツメーカーです。
アストンマーチンでEVを買う理由が正直よくわかりません。。

マクラーレン

マクラーレン 初のクロスオーバー、2030年頃の発売目指し開発中 全固体電池搭載の完全EVか

https://www.autocar.jp/post/829712

2022年6月の記事。マクラーレン アルトゥーラというハイブリッド→EVの予定という記事もあるのですが、クロスオーバー(SUV)もおもしろいですね。
ただ、リンク先のレンダリング画像はあまりスーパーカー感を感じません笑

マクラーレン自体市販車メーカーとしてはまだまだ新参なイメージですが、やはりポルシェやフェラーリのほうが人気があると思います。
サメをモチーフにしたデザインもどれも同じ顔にみえます・・・

6000万円近くに達する可能性がある。

いくら英国がインフレ進みすぎとはいえあまり売れないでしょうね~

ボルボ

https://www.volvocars.com/jp/cars/c40-electric/

2022年すでにボルボ C40という完全EVが登場しています。
北欧はEVのイメージがあるのでマッチしています。
会社は中国の傘下とはいえ、グーグルストリートビューなどを見ると母国スウェーデンではボルボは結構走っていますね。

サイトによると、「急速充電所要時間:10~80% 28分」結局どのメーカーでも電池は大きな違いはないので同じですね。
電池の消費を最適化する回路や、電池にコバルトを含むか含まないかで品質やコストの違いなどで。

あまり新しい技術革新のニュースは入ってこないですね。

全個体電池の密度UP
https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2207/27/news042.html

マグネシウム電池
https://metoree.com/categories/5570/

電気二重層キャパシタ(コンデンサ)
https://www.tdk.com/ja/tech-mag/hatena/006

シュコダ

日本ではあまりなじみのないチェコの自動車メーカー シュコダ
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/08662/

すでにEnyaq iV(エンヤク アイヴィー)というものが発売されているそうですが、BMWのパチモンみたいであまりかっこよくないですね・・・
画像検索してもCGばかりでまだまだ登場間もないのかもしれません。

ダチア

コンパクトな電気自動車ダチア『スプリング』欧州で発売開始〜27.4kWhで実質約161万円
https://blog.evsmart.net/ev-news/2021-dacia-spring/

一応ルノー・日産傘下のルーマニアのダチア。
安いそうで意外と売れているそうです。
ウクライナのニュースとかでも見たことないような車がたまに映りますね。(ラーダとか)

「こういうのでいいんだよ」的な車なのでしょうか・・・

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