HOME

輸入車販売台数 (2021年4月~2022年3月)半導体不足は解消されたのか?

半導体不足は解消されたのか?

半導体を含む部品の供給状況は依然として不安定であり、この状況は今後もしばらく続くものと予想されております。

コロナによる半導体不足で自動車の新車購入の納期が延びに延びてだいたい半年などと言われて早2年。

少しずつ増産されてパソコン関連は逆に供給充足というニュースも見られるようになってきました。
物価高の影響はまだまだ続いている2022年9月時点ですが、自動車の生産台数や販売台数から推移を見てみました。

生産台数と新車登録台数

ドイツ 自動車生産台数 2022
https://www.marklines.com/ja/statistics/flash_prod/automotive-production-in-germany-by-month

2022年1-8月累計
生産台数 2,132,900
輸出台数 1,609,500

前年同期比なんと0%だそうです。ほぼかわっていないという・・・
8月の生産台数の前年同期はかなり上がっているので8月以降増産されそうではあります。

ドイツはウクライナ情勢からロシアのガス供給の影響をもろに受けている国なので冬場のさらなる物価高の懸念はありますね。

日本自動車輸入組合(JAIA)のサイトで輸入車の国内販売台数やブランドが公表されています
https://www.jaia-jp.org/stat/

区分が2021年度(2021年4月~2022年3月)なのでこれを見ると

外国メーカー車新規登録台数

1位がメルセデスベンツ
2020年度 55,557台
2021年度 50,518台
(前年比90.9%)

2位がVW
2020年度 32,212台
2021年度 35,007台
(前年比108.7%)

3位がBMW
2020年度 36,383台
2021年度 33,610台
(前年比92.4%)

新規登録台数ということですべて新車というわけではないですが、ほぼ新車と見てよいと思います。
2021年3月までは台数を下回っておりやはり新車不足が見て取れます。

フォルスワーゲン、ボルボ、ルノー、フィアット系、ランドローバーは伸びています。
新車不足からか三菱自動車まで伸びたというニュースがあり、フランス・FIAT系はその一環でしょうか・・・

新車不足で日本車でも新型ランドクルーザーが中古車で定価の倍くらいの価格になっていたり物によってはインフレになっています。(プレ値=プレミアム価格)

シェア1位のメルセデスベンツで2022年3月~8月を見ていくと毎月3000台で推移しており4000台行っている月がないようです。
2019や2020年を見るとだいたい4000台以上は新車登録されており、多いときは8000台を超えている月もあるようです。

2022年8月はまだ解消されていない

街中でベンツの新型CクラスやGLEなどを見かけることもあり、台数は増えてきたのかと思いましたがまだまだ3000台前半だったり解消とは至っていないようですね。
冬に向けてさらなる物価高もあり、新車の機能・装備が削られていたり輸入車・国産車どこのメーカーも見られるようになりました。
ガソリン価格のトリガー条項もいつまでなのかというところもあります。
単純比較はできないですが以前のような市場の状況に戻ることはなさそうですね・・・。

カテゴリー

Tags

最新の投稿