2023年自動車整備の話題と言えばやっぱりビッグモーターが一番！（）

2023年も終わり一年を振り返るとやはり自動車整備ではビッグモーターですね

喫緊ではダイハツの不正という大きなニュースもありましたが、やはり自動車整備関連ではビッグモーターが大きな話題を集めましたね。

昨日、テレ東のガイアの夜明けでビッグモーター現社長の密着という物がやっていたそうです。
https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/business/entry/202312/14438.html

私は見ていないのですが、流れてきた情報によると、

20022年、アウディを下取り1万円。水没歴のあるダイハツタント（タバコ臭もあり）を125万円で購入。結局218万円の損害賠償を起こしている

人がいるとのこと。

ビッグモーターからするとすごい利益率ですね。
全国250店舗 売上高約6000億円を稼いでいたそうですが、現在は約6000人いた社員が5000人ほどに減り、客足もまばらだとか。
まぁあたりまえですよね。

ビッグモーター以外でも自動車整備や乗り換えはできるので。

整備はブラックボックス

とは言え、自動車整備はブラックボックスな物ではあります。
車の性能維持は所有者に責任があるとは言え、自分で整備を行う人はほぼいないのではないでしょうか。
オイル交換すら私はやったことがありません。

ビッグモーターじゃなくても自動車整備は基本的に業者にお任せするのですが、実際は作業する人によってまちまちなので見積もりも変わってきます。
高ければ文句を言い、安ければ（想定予算内なら）良い業者となりそうですが、本当に必要な箇所をスルーしていれば後日また整備が必要になる可能性もあります。

ビッグモーターが話題になったのは、ゴルフボールでわざと傷つけ損保会社と結託し、保険金と修理代を取っていたという物でしたが、板金修理など目に見えてわかるところはまだしも車の内部のパーツ交換修理となるとなかなかわかりません。
壊れている、交換しましたと言われれば「はい。そうですね」となりますが、「そんなことはない」と言っても自分で見るしかありません。
たとえパーツが交換されていなかったとしても。

「適正な価格」も正解がありそうで、ないのが難しいところです。
直しても直さなくても金額が安ければ良しとなる場合も多いでしょう。

車ならまだしも、電車や船舶、飛行機または軍事など絶対わからないですね。
バスなど大型車の整備でも最低限整備士資格が必要ですし、そもそも設備がないので特定の場所でしかできないです。

整備業界は闇と言えば簡単ですが

ビッグモーターも結局逮捕された人はいませんもんね。
街路樹で行政指導など。これからかもしれませんが、保険金詐欺とかでしょうか。
ただ、走行して時間が経つと立証が難しくなってしまいますし。

ブラックボックスだからこそ、やったもん勝ちでここまで大きくなったのでしょう。

解決するには原価公開しかない？

これだけ利益とって、これだけサービスすると人件費、経費が掛かります。
持ち込んだ部品やネットで売られている物を調達した時にかかる送料や、車を預かっているときのコストはいくらです。
代車の保険料はこれくらい付加されます。

厳密にいえば、それなりに経費が掛かる仕事でしょう。
それだけ小さな出費を厳密に計算している町工場はないと思います。

大手ディーラーでもレバレートは決めていますが、高めなのは利益を出すためでしょう。（当然と言えば当然ですが。）
「エッセンシャルワーカー」として社会を支える仕事として、「利益はなるべく取ってはいけない」とすると一応資本主義の日本でやっていく人はいるのでしょうか？

客側からすれば安く、確実に、早くやってくれる店が良いに決まっていますが、会社側からすると、少なくなる整備士の確保から、インフレにより上がる仕入れ代、駐車場など管理費に、労務費、事故にクレーム防止チェック、再再見積もり等々・・・

客側の要求に全部こたえるために、対応する要素は3倍くらいは増えるのではないでしょうか。

私ならとてもじゃないですが「やってられない」ですね。車好きならとかそういう次元ではないです。

解決策その2

残念ですがこのあたりが落としどころかなぁと思います。

・車を捨てる
・レンタカー、シェアカーにする
・整備見積もりを高くても受け入れる
・整備見積もりを交渉して安くする（原価、損益分岐すれすれ）
・壊れる前に乗り換える（ダイハツみたいなこともありますが国産等に）
・自分で整備する

出費が数千円なら目をつぶれるんですが。
それでも飲食店でも質とサービス、高い安いは言われているので、永遠に解決しない問題ですね😓
結局はすべての人が幸せにはならないのでしょう。（極端か）