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BYDやテスラの収益を見てみた

主に欧州が進めたEVシフトも中国の台頭により、行き詰まりを見せ次はどうなるのかという現在ですが、今回は中華EVの雄、BYDを調べてみました。
以前にも、車種ラインナップなどを調べたことはありますが、特徴の一つで元々はバッテリーメーカーという点が上げられますね。
そして、EV以外にもPHVもあり。※2022年以降ガソリン車は停止、FCV(燃料電池車)はないそうです

BYDの23年販売300万台突破、国内(※中国)トップ車両2024年1月4日
「新エネルギー車(NEV)」大手の比亜迪(広東省深セン市、BYD)は1日、2023年の新車販売台数(速報値)が前年比61.9%増の302万4,417台だったと発表した。同社として初めて年間販売が300万台を超え、過去最多を更新した。BYDによると、23年販売は、中国自動車市場の企業単体、同市場のブランド別、世界NEV市場でそれぞれ最多を記録し、販売3冠を達成した。

https://www.nna.jp/news/2609011

ガソリン車はすでに停止しており、EVがメインのブランドとは言え、半分くらいはプラグインハイブリッドだそうで(※資料:PHEVの浸透率は17.4%に)、やはり電気自動車の使い勝手が影響しているのではと思います。

株価を見るとそこまでユニコーン企業!みたいな感じではないですね。
そもそも中国株はいきなり売買停止になったりする可能性があったり、こわくて買えないです。
NIOXPENGのように米国市場に上場しているわけではないようです。(OTCはありますがさえない

BYD業績(2023)

【広州=田辺静】中国の自動車大手、比亜迪(BYD)が26日発表した2023年12月期の決算は、純利益が前の期比81%増の300億元(約6300億円)だった。増益は2期連続。電気自動車(EV)の販売が好調で、主力の自動車関連事業は粗利益率が改善した。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM2033D0Q4A320C2000000/

約6300億円だそうです。(※資料2

スマートフォンの部品や組み立て事業は20%増だった

とあり、スマートフォン組み立てもやってるんですね。

ちなみにトヨタを調べてみると、

[東京 6日 ロイター] – トヨタ自動車<7203.T>は6日、2024年3月期の連結業績予想(国際会計基準)を上方修正した。純利益は前年比83.6%増の4兆5000億円となる見通し。ハイブリッド車(HV)を中心に販売が好調。車の機能向上に伴う値上げが寄与し、従来予想から5500億円上振れる。純利益では同社初の4兆円台乗せで、過去最高となる見込み。

https://jp.reuters.com/markets/world-indices/QSXFIMKM2JKQRKB2XULZFBYW24-2024-02-06/

改めてみるとまだまだ桁違いですね!(※為替もかなり関係する昨今ですが)
世界の企業時価総額ランキングなるものがあり、最近はトヨタが40位近辺だった気がしますが、VWが純利益3兆円ほど、半導体生産世界最大手のTSMC(台湾積体電路製造)の約4兆円(引用)とのことで、やれてるやん!って感じですね。
(追記資料:自動車メーカー時価総額ランキング)

テスラも見てみると、

【ニューヨーク時事】米電気自動車(EV)大手テスラが24日発表した2023年決算は、売上高が前年比19%増の967億7300万ドル(約14兆円)、純利益が19%増の149億9700万ドルだった。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2024012500423&g=int

純利益約2兆円!(@140)

時価総額もすごいですが、純利益もすごいですね。
充分立派な大企業です。新興企業って感じではないです。

中国BYD、過当競争下でシェア拡大と増益を両立 2024年上半期の販売台数28%増、純利益24%増
https://toyokeizai.net/articles/-/826092

絶賛デフレの中国で、過当競争によるEVの販売もあると思われますが、BYDは他の中国電気自動車メーカーより粗利益率が良いとのこと。
電池メーカーと言うのもありますが、中国の製造業も「カイゼン」効率化しているのでしょうか。

実際に世界の工場はだいぶ前から中国であり、もちろん進んでいるのでしょう。

ついでに韓国のヒュンダイも調べてみました。

https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/01/529f3e52f26e0a22.html

現代自動車、2023年は過去最高の業績を記録
現代自動車は1月25日、2023年第4四半期(10~12月)および2023年通年の業績(連結ベース)を発表した。2023年第4四半期の売上高は前年同期比8.3%増の41兆6,690億ウォン(約4兆5,836億円、1ウォン=約0.11円)、営業利益は0.2%増の3兆4,080億ウォン、当期純利益は29.1%増の2兆6,600億ウォンだった。2023年通年の売上高は、前年比14.4%増の162兆6,640億ウォン、営業利益は54.0%増の15兆1,270億ウォン、当期純利益は58.4%増の12兆9,920億ウォンとなった(添付資料表1参照)。

ウォンがわかりずらいのですが・・・ChatGPTに聞いたところ、約1兆4,291億円だそうです。(余談ですが、普通に最初間違った答えをいってきましたw)

すっかり車はアジアの時代です。
(時価総額ランキングで欧米企業はITと製薬とブランド系が多いイメージ。)

今後

大事なのは今後ですが、テスラも含めてこれ以上急成長は見込めなそうなのがEV業界ではありますね。(補助金も終了などで)
ただ、電気自動車のラインナップは消えることはなく定着するでしょうね。
一方メーカー側は、ほぼ黒字にならないEV部門を維持できるかということになりそうです。
EV化に遅れたメーカーはますます投資できなくなるので提携や協業の道となるでしょう。

中国車の勢いもとまらずますますグローバルサウス中心に広がっていくでしょうね。
ただ、ひとつ前のブログでも書きましたが、買い替えが来た時ゴミの山に途方に暮れる場面は来るでしょうね。

その時まだ、日本が問題を解決できる力や知識、活力があればいいですが、たまにテレビを見ると加齢臭を感じるラインナップで見ていられません笑

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