ソーラーカー オランダのライトイヤー(Light year)を調べてみた 2024
EVがだめならソーラーは?
テスラもいまいちで中国に市場を席巻される勢いで電気自動車(EV)業界自体が踊り場的な感じになっている昨今。その中国も生産過剰気味で利益も薄く、環境にも微妙といった感じです。
そこで、思いついたのは「そういえば、昔ソーラーカーとかあったな」でした。
理科のソーラーカーキットとかありませんでしたか?
↑検索してみると、なんだかおもちゃ感が強くなっているような😓
↑こんなのもあった気がします。
さすがに実用的に進化しているのでは?と調べてみました。
オランダのソーラーカー ライトイヤーゼロ
100%ソーラーというわけではありませんが以下のメーカーが出てきました。
オランダの「Lightyear」
https://lightyear.one/
かなり洗練されておりかっこいい!
リアホイールのカバーは必要なのか感もありますが、おそらく空力的なものなのでしょう。
ライトイヤーゼロという最初のモデルがあるらしく、サイトにも
Long Range Solar Electric Vehicle — Lightyear 0
Drive for months without charging
Lightyear 0 charges on-the-go and gains up to 70 kilometres of range per day from the sun alone
充電せずに数か月間駆動可能
太陽だけで 1 日あたり最大 70 キロメートルの航続距離
とうたわれています。
ソーラー発電なので屋根にパネルが敷き詰められています。
4つのインホイールモーターで動作。見た目かなり軽量化してそうですね。
バッテリー+ソーラーで、プラグからまったく充電しないわけでもないので、結構いいとこどりな感じはします。
Production was originally scheduled to start in 2021, with a starting price of €250,000 incl. VAT.
wikipediaによるとライトイヤーゼロ(当初はライトイヤーワン)は、2021年に生産開始し、2022年には納入する予定だったそうです。
案の定2023年にはストップしてしまい、製造を請け負う子会社であるアトラス・テクノロジーズBVが破産。
お値段当初は2000万円ほどだったのが4000万円くらいまで値上げになっていたようです。
コロナは製造業にとっては半導体不足もあり厳しい時期でしたね。
新興自動車メーカーはだいたい軌道に乗るまでに破綻するのがよくあるパターンでもあります・・・
テスラやBYDは稀有な存在でしょう。リビアンやNIO等そのほかは微妙ですし。(余談ですがイネオスのグレナディアは軌道にのるのでしょうか)
現在は、次期廉価版モデル「ライトイヤー2」を開発中とのこと。
価格は40,000 米ドルでヨーロッパと北米の両方で入手可能で、2025 年に生産が開始される予定です。
日本円で700万円(円安込み)くらいとだいぶ安くなりますが、ちゃんと量産できるのかはかなり難しいと思われます。
最近、ライトイヤー 2 の順番待ちリストを開始した結果、個人顧客から 40,000 件以上の予約があり、すでにフリート所有者から約 20,000 件の事前注文がありました。
https://lightyear.one/articles/lightyear-decides-to-fully-focus-on-lightyear-2
とのことで、世界のお金持ち自動車コレクターなら買いでしょうね。それかよっぽどのイノベーターか。(人柱)
アメリカでも一度破綻したフィスカーなどもソーラーパネルがついていました。
トヨタのbz4Xにもオプションがあるらしく、プリウスにも約28万円であるそうです。
微妙ではありますが今後は少しづつほかのメーカーも用意はしていきそうですね。
ソーラーカー 日本
一方日本では、検索してみると上記な感じで止まっているような・・・
コストが合わないのはわかりますが、実験だけで普及しようまでは行かず停滞気味なのを感じますね。
素材立国を目指すのか・・・
そもそもオランダのライトイヤーのほうがまずデザインがかっこいい😓
この前、WBSだかで、水道光熱費ゼロの家がやってましたが、車もほぼゼロ、家も光熱費ゼロとか夢みたいじゃないですか笑
世界は混とんとする中、円も安くなってしまいますが、挑戦はしてほしいものですね。
追記
こんなものもありました。
Sono motors
ドイツ・ミュンヘンのスタートアップ企業・Sono Motors(以下、Sono社)で開発された。「Sion(サイオン)」と名付けられた車には太陽電池が搭載されており、そこから得たエネルギーのみで走行可能だという。予約販売数が1万台を超えた、話題のソーラーカーを紹介する。