自動車評論家・モータージャーナリストを調べてみた
ネットの口コミ・評判が重要?
ネットの口コミは価格.comなど古くからありましたが、SNS全盛時代、個人がさらに気軽に情報を発信できる時代になりました。
ツイッターやインスタグラム、グーグルレビューなどインフラ的なwebサービスで口コミ・評判を探ることが簡単です。
ただ、簡単とは言え、誰でもすぐに書けてしまうので一方的な思い込みや、ただのクレーム、中にはお店側や競合相手の工作書き込みなどもあると思われます。
そこで、今回は、時代をさかのぼりまして・・・自動車評論家の先生を調べてみました。
私もたまに雑誌を読むくらいですが、著書を買って読んだりするわけではないので、内容は薄めになると思います・・・。
今後興味がある人がいたら、深く追っていきたいと思います。
岡崎五朗氏
私は以前神奈川に住んでいたので、たまにTVKのクルマでいこう!を見ていました。
なので一番真っ先に浮かんだのは岡崎氏でした。
1966年生まれ。wikipediaによると大学卒業と同時にフリーランスのモータージャーナリストになったそうです。
モータージャーナリスト・自動車評論家に付きまとうのは、メーカーからお金をもらっているので、あまり辛口に書けない、メーカーを持ち上げる・・・というメディアに付きまといがちな問題があります。
フリーで活動するというのは大事なのかもしれません。
内容は、全般でポイントを押さえているという印象です。
個人的に丁寧だなと思ったのは「ハンドルの内側をにぎってクロスして運転すると危ないのでやめてください」というところ・・・。
なぜか印象に残っていて今でも岡崎氏の発言守っていますよ^^;
藤島知子氏
同じくTVKのクルマでいこう!のパートナー的な女性ジャーナリスト。
1975年生まれ。wikipediaによるとレース参戦もしているんですね。
車に乗る人は男性だけではないので女性ならではの視点は当然重要だと思います。
印象は岡崎氏と同じでディスるわけでもほめたたえるわけでもなく全般という印象です。
伏木悦郎氏
自動車評論家、「お金もらって御用記事」と仲間を批判 「ジャーナリスト協会」が除名の理由にした「品位」とは
「日本カー・オブ・ザ・イヤー」選考委員を長く務めたことで知られる自動車評論家の伏木悦郎さん(64)が、「SNSで品位を損ねる発言をした」と所属団体から除名処分を受けた。これに対し、伏木さんは、自動車ジャーナリズムに警鐘を鳴らしただけだと反論している。
少し前、やや話題になった自動車評論家の伏木悦郎氏。
評論家・自動車ジャーナリストはフリーとは言え協会に所属していますが、除名になってしまったようです。
https://www.j-cast.com/2016/04/04263234.html?ly=cm#/page1
SNSでの強い言葉がきっかけのようですが、案の定コメント欄では「提灯記事」だとか「評論家のドイツマンセー記事に違和感を覚えていた読者は多かったと思うが内部から批判が出たんだからね。」と言われているようです。
自動車評論家というと、だいたいドイツ車は絶賛するものの、国産車は見下す。たしかにそんなイメージはありますね。
フランス車のシートは最高とか。
徳大寺有恒氏
さらに時代をさかのぼり、故人ではありますが巨匠の自動車評論家 徳大寺有恒氏。
「間違いだらけのクルマ選び」という本は聞いたことがありますね。
他の自動車評論家と比べ、車の乗り方から男の生き方、経済批評まで、幅広く評論活動を行っていたのも特徴だった。
メーカーの接待攻勢等に疑問を持つようになり、1990年代前半に退任した。
日本自動車ジャーナリスト協会から追放しよう という声があがった。徳大寺はAJAJを脱退
ペンは剣よりも強し というのか、過激になるほど世間を騒がせるものですね。
業界の圧力や、メーカーの接待攻勢など・・・
ジャーナリストというと「偏向」みたいな風潮もある昨今ではありますが、某国のように統制されてしまうよりよっぽど健全だとは思います。
評論家とジャーナリストをごっちゃにして見てきましたが、「評論家」というと上からご高説を垂れるようなイメージがあるのか、評判が悪いような気がします。
清水和夫氏
1954年生まれ。wikipediaをみてなんとびっくり父親は日本テレビの元社長!
https://autoc-one.jp/writer/kshimizu/article/
自動車の記者をするなら当然、多くの自動車に乗ったことがないとだめですよね。
清水氏もレーサー経験あり。
機械系から運転技術、そして消費者目線が重要でしょうか。
新車を購入する人の年齢35.8歳
新車の乗り換え年数平均7.9年
https://www.sonysonpo.co.jp/infographic/ifga201401v.html
※ソニー損保より
だそうです。18歳あたりから免許を取得して70歳まで車を使用するとすると、若い時は安い中古車所有もあると思いますが生涯乗り換える回数は8台くらいでしょうか。
多めではありますが、それだけ自動車が売れるのもわかります。
個人では土地や家に次ぎ、大きな買い物が自動車です。
お金持ちな程、多くの良い車に乗れる機会は増えますね。
多くの車に乗れて知識も増えればマニアックになっていくのも当然です。
マニアックになればなるほど一般消費者とも乖離していきます。
バランスが難しいところです。
個人的に好きなのはwebCG
あまりジャーナリスト・自動車評論家を思い浮かべたことはありませんが、webカーグラフィックのネット記事はよく読んでいます。
試乗記事ではスペック的なところから、使い方や燃費まで全般で書かれています。
米国コンシューマー・リポート
たまに、日本の自動車関連でもニュースにあるアメリカのコンシューマーレポート。
コンシューマーとは消費者や購入者という意味ですね。
ブランド信頼調査などで日本車が結構上位に来たりするものです。
wikipediaによると
コンシューマー・レポート(英語: Consumer Reports)とは、非営利の消費者組織であるコンシューマーズ・ユニオン(Consumers Union)が、1936年から発行しているアメリカ合衆国の月刊誌である。
◆コンシューマーレポートニュースまとめ
https://response.jp/special/recent/902/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88
実物の月刊誌は見たことが無いのですが、口コミも評論家も信用できないとなると、紙媒体の消費者の声でしょうか。
それでも運営元を探れば、ひいき目なのがありそうです。結局は世の中、自分の目と耳で見たこと、聞いたことを判断するということですね!
日本には現在口コミサイトがありますが、あまりコンシューマーレポートというのは聞かないのが謎です。
JDパワーアソシエイツ
他にも企業ですがJDパワーアソシエイツなどもあります。
https://japan.jdpower.com/ja
顧客満足や製品品質、消費者行動等に付いて、対象企業からの依頼によらず独立した、中立的立場による調査を行っている。調査対象は、世界各地における自動車産業からコンピューター、OA機器、テレコミュニケーション、金融、保険、ホテル、流通など多岐にわたる。
まとめ
結局、すべて信頼できるものという物はなく、いくら中立的を装っても主観がはいってしまう物です。
また受け取る人によって立ち位置によって、見方も変わる物です。
自分の経験や近しい人の意見にも左右されるでしょう。
クルマの場合は走行距離や欠陥車やリコールなどそれぞれです。
営業マンとの相性もあるでしょう。
ざっくりとしたまとめになりますが、いろいろな情報を集めて判断することになりますね。